数字は <数字・文字・占い>

数を表す文字をいう。
ものを数えるという行為は、地球上の生物のなかで人間だけがもつ能力であるが、先史時代にどのように数え、どのように記録していたかは十分に明らかではない。

もっとも素朴な形での数の表し方としては、1本の棒にその数だけ刻み目をつけるものであるが、やがて大きい数を数え、記録するために簡単で系統的な数組織が生まれ、それを表す符号が考え出された。

数組織では、古くから人間の指の数を基礎としたものが多くの民族の間で用いられている。

数を表す文字としての数字は、それぞれの古代文明において、書く技術つまり書く道具によって異なった発展がみられる。

たとえば、バビロニアでは粘土板にとがった筆記用具が用いられ楔形数字が生まれ、古代エジプトではパピルスとペンにより象形数字が生まれた。

マヤでは棒切れと小石、中国や日本では毛筆が使われて、漢数字が発展した。

数字によって数を書き表す方法は位取りと関連をもち、大きな数の記数には新しい符号が用いられている。

たとえば、早くから十進法を採用したエジプト人は、零を含む位取りを知らなかったため、一、十、百、千、……の数字に新しい文字を使った。

ヒエログリフでは、一の位は垂直な棒、十の位は放牧したウシに使うつなぎ道具、百の位は長さを測る巻測量綱、千の位はハスの葉、万の位は指、十万の位はオタマジャクシ、百万の位は驚いている人、といった符号が用いられた。

零の記号が初めて使われたのは紀元前300年ごろのバビロニアで、当時の零の記号は現在の0ではなく、Wを横にしたような形であった。

零の記号が出現するまでは零の部分は空白にしていたといわれる。
update:2010年02月25日